時とともににじみ出るやさしい風合いは
真鍮ならでは。
焚火という癒しの時間がより深まるとともに
自分だけのギアを育てていく悦びも
与えてくれます。
「自分たちが培ってきた長年の技術」を活かし「最も良いモノ」をお届けしたい。
そんな想いで火樂をつくりました。手間ひまを惜しまず、細部にまでこだわった火吹き棒は、吹けばきっと違いがわかるはずです。
既製のパイプ材に比べ、真鍮の無垢棒から削り出していくことで1/100㎜単位という精密な加工が可能になります。
実験を重ね、決定したパイプの内径はΦ14㎜。ジェットの内部やジョイントのつなぎ目には切削加工を施し段差や溝をなくしました。空気の流れを乱さないためのさまざまな工夫が散りばめられています。
ねじの寸法はガタつきが生じないよう0.1㎜単位までこだわりました。隅々まで細かなバリを取り除くことでねじ込む時の心地よさを実現。またねじ山の先端を0.15㎜削ることで、触れてもケガをしない形になっています。
息を吹き込む時は勢いが増し、吸い込む時は逆流しない。
マウスピースにあいた24個の穴が空気の流れをつくる事で双方向に機能性をもたらすのがデュアルジェット構造です。
口をつけたまま呼吸するように火種を育てる、火と一体感が感じられる火吹き棒です。
やけどの恐れがあるため火を起こす際は必ず耐熱仕様の手袋を装着してください。
新鮮な空気を取り込むマウスピースの穴を塞がないように持ってください。
口元にあてることで、送風向きと持ち手が安定し、狙った箇所にピンポイントで空気が送れます。
火樂の上手な吹き方
Point1. 口笛のように息を吹くだけで十分な風量に
Point2. 息を吹き続けることで効率よく火力UP
布または水で土や灰などを落とし、汚れがひどい場合は中性洗剤を 使って洗います。 内部は歯ブラシなどの柔らかいブラシを使い汚れを落とします。 しっかりとゆすいだら、水分を拭きとり完全に乾燥させてから保管 してください。
金属用の磨きクロスなどで表面を磨くと真鍮の輝きが戻ります。 ※真鍮の特性上、時間の経過とともに表面の色味に変化があります。
Point
各パーツに分解できるので、お手入れが簡単です。
本体はねじ連結式。マウスピース、6本のジョイント、ジェットの8ピース構造(標準仕様 540mmの場合)になっています。
ザルボジョイントを追加することで火樂自体の長さを伸ばすことができます。
緑豊かな山と清流に囲まれた“水栓バルブ”発祥の美山地区で働く中、社員一同「自然を大切にしたい」という想いが芽生えました。
キャンプブームで人気の“焚火”うちわや火吹き棒で送る必要以上に強い風により灰や火の粉が舞い散り、自然を汚す可能性があることに気づきました。
当社がつくり続けるシャワーヘッドの特許技術から着想を得た構造と、真鍮を精密に削り出す加工技術を組み合わせ、効率良く火を起こし灰が舞わない火吹き棒の製作を叶えました。