心、動く、火樂がある 5つの時間

職人の技に想いを馳せる

素材・製法にこだわり、「技のすべてを注ぎ込む」という職人たちの意気込みから火樂は生まれました。その想いに心が熱くなるのも火樂だからこそ。

ギアをただ眺めるという
愉しみ

真鍮の輝きや細部にまでこだわった造形だから、ただギアを眺める時間も愉しめます。だんだんと真鍮の味わいが深まる変化も愉しみのひとつです。

呼吸するように火と息が
シンクロする

やさしく吹いた息が勢いを増し火種に届くのも、口をつけたまま息を吸っても熱気が逆流しないのも、デュアルジェット構造だから。まるで呼吸するように火が吹けるから、火と一体となる時間に夢中になります。

火樂から生まれた火と
癒しの時間をともに

火樂で起こした焚火をただ見つめる。忙しい毎日から心もからだも離れ、非日常を過ごすことが大人の癒し時間になっていきます。

経年深化で
自分色に育てる悦び

真鍮は時とともに変化する金属です。美しい金色の光沢から落ち着いた風合いに育てる時間に、悦びが感じられるのも火樂ならではです。

真鍮が魅せる
深い味わい

時とともににじみ出るやさしい風合いは
真鍮ならでは。
焚火という癒しの時間がより深まるとともに
自分だけのギアを育てていく悦びも
与えてくれます。

身近にある真鍮

真鍮は別名で黄銅とも呼ばれ、身近なものであれば五円硬貨や仏具、または音質に優れているため金管楽器などにも使用されている素材です。火樂に息を吹き込む様子は、楽器を吹いているようでもあり、耳をすませば空気が流れるかすかな音がします。

経年深化で変わりゆく
表情を愉しむけい ねん しん か

真鍮は、空気に触れることで酸化します。表面の美しい光沢感が時を経て、まるでアンティークのような深みを帯びていくところも真鍮の魅力のひとつです。

技をつめ込んだ
こだわりの造り

「自分たちが培ってきた長年の技術」を活かし「最も良いモノ」をお届けしたい。
そんな想いで火樂をつくりました。手間ひまを惜しまず、細部にまでこだわった火吹き棒は、吹けばきっと違いがわかるはずです。

贅沢な製法
「無垢棒からの削り出し」

既製のパイプ材に比べ、真鍮の無垢棒から削り出していくことで1/100㎜単位という精密な加工が可能になります。

効率よく
空気を送り込むために

実験を重ね、決定したパイプの内径はΦ14㎜。ジェットの内部やジョイントのつなぎ目には切削加工を施し段差や溝をなくしました。空気の流れを乱さないためのさまざまな工夫が散りばめられています。

ねじ込みの
なめらかさを追求

ねじの寸法はガタつきが生じないよう0.1㎜単位までこだわりました。隅々まで細かなバリを取り除くことでねじ込む時の心地よさを実現。またねじ山の先端を0.15㎜削ることで、触れてもケガをしない形になっています。

必要に応じて長さの調節が可能!

組み合わせる楽しさを味わう

繋げるジョイントの数を変えることで、シーンに合わせて長さの調整が可能です。長さで変わる火との距離感をぜひ自分の肌で感じてみてください。
※各パーツごとの購入が可能です。

火と呼吸する
デュアルジェット

息を吹き込む時は勢いが増し、吸い込む時は逆流しない。
マウスピースにあいた24個の穴が空気の流れをつくる事で双方向に機能性をもたらすのがデュアルジェット構造です。
口をつけたまま呼吸するように火種を育てる、火と一体感が感じられる火吹き棒です。

吹き込まれた息はデュアルジェット構造により風速が約4倍に上がります。

※[試験方法]デュアルジェット構造(穴有)と通常(穴無)タイプそれぞれ先端から空気を送り込み風速の変化を測定。[試験条件]吹き込む息の力は0~25kPaと設定。 参考文献:理学療法科学2002年17巻4号p.265-271『呼吸筋力の測定』より *自社調べ

口をつけたまま息を吸い込んでもデュアルジェット構造により
焚火の熱気が上がってくることはありません。

※[試験方法]デュアルジェット構造(穴有)と通常(穴無)タイプそれぞれの火吹き棒を焚火に近づけて吸引装置で空気を吸い込み、吹き込み口の温度を測定。[試験条件]逆流時風速1.5m/s設定。*自社調べ

火樂の使い方

火の起こし方

  • 1.耐熱仕様の手袋を装着する

    やけどの恐れがあるため火を起こす際は必ず耐熱仕様の手袋を装着してください。

  • 2.ザルボジョイントを持つ

    新鮮な空気を取り込むマウスピースの穴を塞がないように持ってください。

  • 3.口元にあてて息を吹く

    口元にあてることで、送風向きと持ち手が安定し、狙った箇所にピンポイントで空気が送れます。

火樂の上手な吹き方

Point1. 口笛のように息を吹くだけで十分な風量に

Point2. 息を吹き続けることで効率よく火力UP

お手入れ方法

  • 汚れを落とす

    布または水で土や灰などを落とし、汚れがひどい場合は中性洗剤を 使って洗います。 内部は歯ブラシなどの柔らかいブラシを使い汚れを落とします。 しっかりとゆすいだら、水分を拭きとり完全に乾燥させてから保管 してください。

  • 表面を磨く

    金属用の磨きクロスなどで表面を磨くと真鍮の輝きが戻ります。 ※真鍮の特性上、時間の経過とともに表面の色味に変化があります。

Point
各パーツに分解できるので、お手入れが簡単です。

使い方に合わせて
カスタマイズ

本体はねじ連結式。マウスピース、6本のジョイント、ジェットの8ピース構造(標準仕様 540mmの場合)になっています。
ザルボジョイントを追加することで火樂自体の長さを伸ばすことができます。

01
想い
自然の中で生きるからこそ
芽生えた想い

緑豊かな山と清流に囲まれた“水栓バルブ”発祥の美山地区で働く中、社員一同「自然を大切にしたい」という想いが芽生えました。

02
気づき
新たな気づきがもたらした
わたしたちにできること

キャンプブームで人気の“焚火”うちわや火吹き棒で送る必要以上に強い風により灰や火の粉が舞い散り、自然を汚す可能性があることに気づきました。

03
発想
柔軟な発想と確かな技術で
美しい山を守る

当社がつくり続けるシャワーヘッドの特許技術から着想を得た構造と、真鍮を精密に削り出す加工技術を組み合わせ、効率良く火を起こし灰が舞わない火吹き棒の製作を叶えました。

画像提供:山県市

製造現場でも環境への配慮は忘れない

真鍮の切削加工で出る端材や切粉は、適切に管理する事で再び溶かし新しい真鍮素材として生まれ変わります。 田中金属製作所は限られた資源を大切にするサステナブルな活動を行っています。

ひょっとこを笑顔にする
火吹き棒を目指して

『火樂』は心から火を楽しんで欲しいという想いと、竹筒で火を吹く“ひょっとこ”が登場する神楽(かぐら)を掛けて名付けました。ひょっとこの特徴的な表情は火を起こす様子だと言われています。ひょっとこが笑顔で火が吹ける火吹き棒を目指しつくりあげました。

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